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WebAssemblyを使い、ブラウザ上でDebianバイナリを実行できる仮想Linux環境が開発・公開されましたwebvm。ShellコマンドやLua, Node.js, Python3, Rubyを実行できます。また、Cのコードをブラウザ上でコンパイルし、動かすこともできるそうです (エラーが発生し動作確認できなかったので、スクショは載せてません)。
コア技術として、x86バイナリをWebAssemblyにJITコンパイルできるCheerpXというものを使っているそうですCheerpx。ちなみに、このCheerpXはブラウザサポートが切れたAdobe Flashを動かすために使われるもので、主要ブラウザで利用可能ですcheerpx_browser_support。
ブラウザで動くようになったものは他にもあり、例えば、Ruby 3.2.0のPreview1からWebAssemblyのサポートruby320preview1が入り、ブラウザ上でRubyが動くようになりましたrubyplayground。
他にもブラウザ上でWordPress (PHP + SQLite) を動かした例wordpress_in_browserやブラウザ上でPostgreSQLを動かしながら学べるサイトpostgres_in_browserも登場しました。ブラウザを開発環境として使うWebContainer (詳細はうぇぶちぇんじろぐ2021に記載) も昨年登場し、今後このようなものが増えていきそうです。